今年もいろいろとある

2010年になった。テン年代である。テン年代が終わる時には35歳なので、勝負の年代って言い方はよく分からないが、そんな年代の始まりである。
新宿のお寺で除夜の鐘つき。既に順番は200回目くらいだったが、高層ビルに囲まれながら煩悩は除けるのか。コクーンタワーがどーんと立っていた。入口付近で住職さんが焚き火をしていたのだが、すごい温かい。エアコンに慣れきった身体にはとても新鮮で、何か衝撃だった。その後、神社でくじ引き、中吉。とにかく前半しんどいけど、投げ出さずに耐えるんだとのご忠告。春を待て、と。その通りだと思う。とにかく冬を乗り切る。

年末年始に体調を崩す友人・知人がちらほら。年始に入ってた二つのアポはキャンセル。その時間を使って、学校の課題―レポートをやる。伊東豊雄の作品について考えていた。作品で開放性と閉鎖性が分かれていることについて。シルバーハット以後のような開放性はメディアテークくらいがピークで、その後は中野本町の家のような内向性を思わせる、のは松本市民芸術館とか座高円寺とか。瞑想の森も機能が機能だけに洞窟のよう。ゲントのコンペ案も似た印象。ただ、形態としての閉鎖性とは異なって、中のプログラムは開放的。公共施設だからなのかもしれないけど、形態と機能の若干のギャップがあるような気がして、そこが面白いようにも思うけど、そうした経緯の上でオスロのコンペ案や台中オペラハウスのような到達点にあるように思う。だから、台中オペラハウスは楽しみ。
やらなければならない事は沢山あるのに、正月だし怠け気味。Last.fmに登録したりしていたのだが、聴いてる音楽を改めてデータ化されるとびっくりする。ipodは除いて、これまでパソコンで聴いていた音楽の集計がされているが、そんなに高木正勝とSufjan Stevensばかり聴いていた覚えはない。無いけど、そうなんだろうな。いつからの集計なのだろう。

そう言えば、ゼロ年代の最後に東浩紀が小説を出したのは興味深くて早く読みたい。エクス・ポ テン/ゼロも。あと、□□□の新作も未だ聴いていない。相対性理論渋谷慶一郎は一体どうなのだろう。飴屋法水の動向は今年もとても気になる。今年も観たいもの、聴きたいもの、読みたいもの、いっぱいある。それは嬉しいことだと思いたい。

クォンタム・ファミリーズ

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everyday is a symphony

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アワー ミュージック

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