スケール

京橋・南森町付近の建築を探索。
この辺りには安藤忠雄設計が二つあるのだが(マックスレイ本社ビル、TSビル)、共に結構お気に入りである。
そもそも、これまで訪れた安藤さんの建築で苦手なものってほとんどない。天保山サントリーミュージアムくらいか。
素人的評価だが、安藤さんの作品スケールが良い。それぞれ建物の規模は違えど、適度だなと思う。大きいけど大き過ぎない。
あと、すごく開放的に感じる。今日の2つもだけど、陶板名画の庭とか特に。庭だから解放されてるけど、そういった意味でなく。スケールに関連してる。

あとは特記するほどでもなかった。篠原一男のK2ビルディング見た瞬間苦い表情になったくらいか。
京橋を中心とした東西南北で街の雰囲気が本当に違う、不思議な街だ。


休日利用してHEPホール森山大道の個展「凶区」とARTCOURT「お釈迦様の掌」を観る。
森山大道は「ブエノスアイレス」の展示を観に行った時以来だが、やはり良かった。写真のチョイスと並べ方の意図を考えてたが、思い当たる言葉がない。東京での個展も何とか観に行きたい。
「お釈迦様の掌」は、良いけど強く印象には残らない。映像作品は、あれはインタラクティブなのか?インタラクティブか。僕にはそう感じられなかった。


最近観た映画
「バーバー」:カミュの「異邦人」を思い出した。物語の進行と主人公の起伏が。
「夜になる前に」:当時の社会情勢を知る上で勉強になる。作品としてはあまり好きになれない、蚊帳の外から観てる感じになってた。
素粒子」:中原昌也が推薦してたが、うーん…
ミステリートレイン」:作品を観て、ジム・ジャームッシュだなーと感じさせるのは凄いと思う。好き嫌いあれどもそういう人は歴史に残ると思う。
ルナシー

ヤン・シュヴァンクマイエル「ルナシー」 [DVD]

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ヤン・シュヴァンクマイエルの作品を観るのは初めてになるが、こんなに衝撃うけたのは塚本晋也デヴィッド・リンチ並だ。
ポーとかサドからのインスピレーションならもはや古いとなってしまうところが、時代など超えてしまってる。先に晩御飯食べてて良かった。