「血の婚礼」を読む
ガルシア・ロルカ「血の婚礼」を読了。
- 作者: ガルシーアロルカ,Federico Garc´ia Lorca,牛島信明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/07/16
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
http://www.marebito.org/news.html
松田さんが書かれている「演出家ノート」を、本を読み始める前に目を通していたのだが、
この文書から、僕はガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」的なものを想像する。
- 作者: G.ガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,野谷文昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 95回
- この商品を含むブログ (221件) を見る
ロルカの三大悲劇集を通して、土着性・共同体の宿命的なものが感じられるが、
「血の婚礼」単体を読んだ時感じたのは、まさに「血」だった。
「血」を重んじていること自体、土着的と言えばそうなのだが、ここで僕が感じたのは純粋に「血」。宿命的にヒトを動かせる「血」。
自分で書いていることがよく分からなくなっているが、
この作品を松田さんがどう演出するのか、来週非常に楽しみである。
最近観たDVD:「殯の森」
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
ノスタルジーとは違う位置にある作品。巨木を抱きしめるシーン、ラストのシーンは印象的。