塩田千春「精神の呼吸」展は観るべし

塩田千春 「精神の呼吸」』はちょっとすごい。
エスカレーターで地下2階に降りる時点で度肝を抜かされてしまった、唖然。
国立国際美術館の、見慣れた空間に突如現れた無数の赤い糸と靴。心の中で、「やるなー…」と連呼していた。
ベッドと糸のインスタレーションにしても、横浜トリエンナーレに出品したという泥の付着した巨大なドレスにしても、国立国際美術館ニュートラルな展示会場を完全に支配、自分の空間にしていた。
この美術館であんなに圧倒的なものを観たのは初めてである、といっても言い過ぎじゃない。
こういう作品を観ると、アートの力強さを再認識させてくれる。
思わずカタログも、神奈川での個展の会場で行われた『音楽公演のCD』も買ってしまった。これまたカッコ良い。


「モディリアーニ」展』はもちろん良いし、『「コレクション2」展』も必見である。4年前(?)の開館以来、最高のラインナップじゃなかろうか。


「ART OSAKA 2008」展』にも立ち寄る。
去年より大分規模が大きくなっている、観客もその分増えている。結構広告してたしかな。
このイベント、去年同様の観終わった後の疲労感は何なんだ。これが関西アートの現状なら、僕は今後を危惧するばかりだ。
知人に声を掛けられびっくり。出品をしていた、頑張ってる。僕も頑張らないと。


最近観たDVD
パーマネント・バケーションジム・ジャームッシュ作品をいつも一度では見れない(寝てしまう)僕はおこちゃまか。何となく思い出す映画は、「書を捨てよ町へ出よう」

パーマネント・バケーション [DVD]

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サン・ジャックへの道:歩きたくなる、が、最近のフランス映画であまり良いものに出くわしてない気がする。

サン・ジャックへの道 [DVD]

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