クモが練り歩いていた

規模が凄いY-150のプレイベント。4時間くらい動かしていた「La Machine」のスタッフワークも凄い。相当なお金がかかっているはずだけど、横浜市/市民の懐は深いな。パワーあるよ横浜、関西でやってたら大ブーイングになったのでは。朝のテレビでも取り上げられていたが凄い数の観客がいたようである、50万人だったかな。プレイベントでこれだけの数、開幕まで10日を切っている。中には入れなかったけど、みかんぐみ設計の「はじまりの森」も完成してるようだ。そう言えば、大阪の水都2009はどうなっているのだろう。水都はこういう一過性のイベント的なことは辞めたんだもんな。


最近読んだ本
マリコ/マリキータ』:始まりも終わりもないというか、この短編集に受けた印象はそのようなものである。物語への引き込み方が良い。日本を舞台にしていても離島が舞台だったりする事に因るかもしれないが、この本には国籍を感じさせない雰囲気がある。さすが、世界文学全集の編集者。最後の『帰ってきた男』だけ印象が他の4篇と異なる。呪術的(幻想的)要素が強く、重々しいものが読者にどんどん圧し掛かる。日本の現代文学には無いものが存在しているという印象。これからどんどん池澤夏樹は読んでいきたい。

マリコ/マリキータ (角川文庫)

マリコ/マリキータ (角川文庫)