関西で観たもの

美術
「絵画の庭」@国立国際美術館:かなりの数の絵画作品を観た、観たが、約200点の鑑賞はかなりの労力でへとへとだった。興味のある作家が数人いたが、名前覚えていない。そういう作家は。またどこかで作品を見かけることになるはず。
カリン・ピサリコヴァ「She said,she liked the ocean…」@大阪府立現代美術センター:パフォーマンスが行われる日に合わせて行く。何かの資料に書かれていた今回の吉原治良賞記念アート・プロジェクトの趣旨と、この作家の作品がどうにも結びつかなくて腑に落ちない。建築を勉強し始めて、僕が社会的になり過ぎてるのだろうか。パフォーマンスも含めて作品に興味が持てない。http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/column/interview/bn/interview_004/の塩田千春の懸念が興味深くて、しかし、多くの美術家はそうした意識を持ってはいないのだろう、とパフォーマンスを観ながら考えていた。


演劇
「イキシマ」@精華小劇場:観劇して1週間以上経っているが、何かが物足りなかった、という印象が残っている。何が物足りなかったのか…舞台作品としての物足りなさ、と思うが、具体的には言えない。ただ、維新派やマレビトの会の作品にこの物足りなさを感じたことはなくて、松本さんが演劇を演出するとこうなってしまうのかなー。演劇人が観ると、何か新しい、新鮮に感じるかもしれないが、僕には欠如の方が大きかった。ダイアローグかな…


建築
谷口吉生京都国立博物館南門」:去年の夏に案内所が増設されたよう。谷口さんの、空間の広がりを感じさせてくれる建物のスケールがとても好きだ。
 

内藤廣「とらや一条店」:烏丸通り沿いで京都御所の向かいという立地に違和感なく、ずっとそこにあったかのような佇まいに感じられた。

設備もきれいに収まってる。

あと、写真は無いが、隈研吾のルシアン ペラフィネ 心斎橋店。あの交差点で独特の存在感を放っているけど、HPの写真で観てる方が美しい。