観て歩く

来月から学校が再開。今のうちに、なるべく、いろいろ観る。

「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」展東京オペラシティ アートギャラリー:圧巻の展示空間。空間全体に体が浸るという感覚。こういう作品を鑑賞できる機会は稀、池田亮司ぶり。ギャラリー1のセシル・バルモンドの提示する世界観に漂い続けることの心地よさ。ギャラリー2のH_edge等の作品がメイン展示となるのだろう、そしてとても素晴らしかったのだけど、ギャラリー1の空間が僕にっと手はとても大切なことだった。

やなぎみわ 「Lullaby」@ラットホール・ギャラリー:やなぎみわの映像作品を観るのは初めて、と思う。写真作品を観ている時に予感させられる何か、が映像作品に表れているように感じる。この人の提示する演劇的なるものは、下手な演劇作品観るよりとても面白い。

ジョン・ルーリー 「YOU ARE HERE」ワタリウム美術館ジム・ジャームッシュの作品や、フィッシング・ウィズ・ジョンで観るジョン・ルーリーと、ワタリウムで観るその人が描いた絵画作品との間に違和感はなく、これがジョン・ルーリーの絵画なんだ、と素直に入ってくるものがある。色彩や構図のユーモアさもなんだけど、何より各作品のタイトルや絵の中に書き込まれた文章が、独特のユーモア・皮肉があってこの人らしいのだろう。こんなにタイトルが気になって仕方がない展覧会も珍しい。

デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来 展新宿NSビル 16階 インテリアホール:デザイナーズ集合住宅の金額的・地理的変遷が示された、最初のグラフは勉強になった。なったけど、あそこで観るだけでは、全然覚えられないなー。若手建築家達によるプロジェクト模型群、石上純也と重松象平のプランがとても示唆的で勉強になった。あと、モントリオール万博の時のハビタ67の模型もワクワクさせるものがあった。