春休みも終盤

花粉症では無いが、今週は家にこもって読書と勉強の日々。建築の勉強を再開しないといけない。シザの作品集欲しいが、洋書は高い。どうしてシザの建築が好きなのかをじっくり考えたいのだ。来年辺りポルトガル行きたいなー。
と、思いつついろいろ観に行ってしまう。

ままごと「スイングバイ」@こまばアゴラ劇場:わが星の評判を聞いていて抱いた、これまでに観たことがない何か新しいものが観れるのではないか、という期待は外れた。同年代が書いた戯曲に共感できないことはツラく、構成にしても、それほど秀逸なのだろうか。秀逸だとしても何か既視感がある。舞台作品としても、これが数年後にも観れるかというとかなり危うく感じる。僕が舞台作品に求めるもの、一概には言えないが、作品の時代性と強度は大きい。平田オリザさんや岡田利規の時代を代表する作品が今観ても魅力に映るのは、やはり強度なのだと思う。そうした強度の無さは、それをままごとは求めていないのかもしれないが、期待が大きかっただけにがっかり。今、振り返ると、それは確かにままごとのようだったか。来月に再演するわが星に期待。

音遊びの会「音の危機一髪」@3331 Arts Chiyoda:やっと生で観れた音遊びの会。体全身が躍動する指揮、演奏。常に何が起こるか分からない感じ。予想以上で本当に観に行って良かった。一部の梅田哲也達とのセッション(?)は新しい試みとなるのだろうか。野球、風船、音等がつくる会場の空気がとても心地よくて、これまたとても楽しかった。

小谷元彦 「Hollow」@メゾンエルメス:空洞のHollowな彫刻から欠如していて、観る人に強く意識させるのものは重力である、と感じる。その重力の薄れているかのような空間は、時間感覚もどこかおかしい。空間を変えていけるような作品は、やはり好きだ。帰る前に参考資料眺めてたら、3年くらい前に大阪でこの作家の作品を観たことあったことを思い出す。その時は、彫刻としての精巧さを感じていて、異なる印象にびっくり。

GA Houses Project 2010 展ジーエー・ギャラリー:海外の幅広い地域の建築家のプロジェクト=現在を知ることができてのは、とても勉強になった。デザインの内容も様々だし、プレゼン資料も本当に様々。西沢立衛隈研吾が、かなり印象に残ってる。安藤忠雄ザハ・ハディドは凄くて、ちょっと僕にはもう分からない。石山修武はある意味一番すごい。充実の約1時間強。