授業再開

雑感
先週□□□のライブをUSTで観ていたが、すごい時代になったものだなーと感心。
何故か先週からしもやけに悩まされている。2,3日暖かかったから治ってきたが、冬発病しなかったのにこの時期になぜ。
火曜日から授業再開。2−3月が本当に良い充電期間となった。気を引き締めてこの1年、死に物狂いで課題に取り組みたい。


観たもの
地点『誰も、何も、どんなに巧みな物語も』@BankART Studio NYK:まさか観れるとは思わなかった地点の新作公演。観終わって数日経っているが、記憶として定着しているのは、公演の約80分間、異なる時間軸を持つ二つの身体、発話する身体とダンスする身体が、様々な関係性(近い/遠いとか言ったら良いのか)を持ちながら空間を共有していること。その関係性が深く印象に残っている。個々の身体における表現はもちろんとても興味深かったし、そのことについても思うこといろいろあるが、それらの関係性の中で舞台上に立ち上がってくるものが何より面白かった。観れて本当に良かった。
ちなみに、BankARTという場所、一昨年の横浜トリエンナーレでも訪れているのだが、こんなに素晴らしい空間だとはその時全く気付けなかった。やはりその空間で行われている内容は重要。横浜トリエンナーレが面白くなかったという意味ではなく。舞台としては考えられない奥行きがとても上手く使われていたし、凸凹の床、染みのある壁・天井、ボロボロの扉。牢獄で執筆活動をしていたジュネにピッタリのように感じられて、京都の本公演観るより良かったのではなかろうか、と思ってしまう。あの場で、もっといろんな舞台作品が観れたらと思う。


読んだもの
『天下無双の建築学入門』:建築を構成する一つ一つの要素が現在の形となっている歴史的背景が愉快に述べられていて、とても楽しみながら読み通せる。デザインのヒントにもなり得るな、と。この本を読みながら、藤森さんの建築を思い返すのだが、現代建築の中で独特の存在を放つその建築が、どうしてああしたデザインになっているのか、納得させられるものがある。

天下無双の建築学入門 (ちくま新書)

天下無双の建築学入門 (ちくま新書)