「建築は詩」、読了

先週末、ハーフマラソンを走る。記録は目標を達成、1時間19分12秒。やっと80分を切った。
大会前に練習不足となっていたのが終盤で響くも粘れた。何とも心地よい達成感。何より一緒に走った連れとの宴会は格別である。しばらくは走るまい、次は春を照準に年明けから始動だ。


最近読み終えた本
「建築は詩」

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇

わずか130ページ足らずの本、読もうとしたら一日で簡単に読めてしまうボリューム。しかし、そこには吉村順三の建築に対する様々な深い思索を読み取ることができる。
「向こう3軒両隣り」に関する語りは印象深い。住居の多くが孤立し切っている現在の状況で、この社会生活の単位を考えていくことは有効であると思う。
一度読んだら終わりではなく、すぐ取り出せる場所に置いておきたい本。何度でも読み返すべき本。


最近観たDVD
グミ・チョコレート・パイン」:ケラやるなー。めちゃくちゃ笑ってしまった。主役の俳優の演技が素晴らしい。青春映画の王道のようでその枠から外れてしまっている。全体を通して演劇人だなーと感じさせる。心温まる佳作です。

グミ・チョコレート・パイン通常版 [DVD]

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迷子の警察音楽隊」:去年の東京国際映画祭グランプリの作品。警察音楽隊を近代建築が聳える郊外の都市風景と対比させて滑稽に撮っていたのが印象深い、孤独な風景に取り残された古典的な音楽隊。そんな音楽隊が、都市の発展から取り残されてしまった郊外の街の裕福とは言えない人々とぎこちなくも交流する一夜の話。友情をもたらしたとは言えないも、そこには人間臭さが漂っている。現代の人間関係に対するクリティークともとれる作品。

迷子の警察音楽隊 [DVD]

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