連夜の鍋
気づけば台所に、こんなにビールの缶が溜まっていた。節約の目的もあり、外で飲まずに友人を我が家に呼んで鍋、鍋、鍋。3回催して予算は4000円以内、素晴らしいな。下手な居酒屋で飲むより話も弾むし、雰囲気が良い。この冬は家鍋だ。
最近観た映画
「ブロークン・フラワーズ」:初期の作風に戻った印象を与えるとamazonの商品説明にあるように、あの一貫して淡々としたストーリー、独特なカメラーワークや音楽は確かにジム・ジャームッシュの初期の作品群を彷彿させるも、ジョン・ルーリーやトム・ウェイツやジョー・ストラマーではなく、 ビル・マーレイが主演というのが僕にはどうも…。「パーマネント・バケーション」等には上記の要素+溢れんばかりの若々しさがあった。円熟の境に入ったと言えばそうだが、80年代を思うと物足りなさを感じてしまう。
- 出版社/メーカー: レントラックジャパン
- 発売日: 2006/11/24
- メディア: DVD
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (183件) を見る
「私の秘密の花」:アルモドバル映画の中でも一番中途半端な作品だった。「神経衰弱〜」、「アタメ」、「キカ」等のカルト的な作風は息を潜めているし、「オール・アバウト・マイ・マザー」のような秀逸さもない。制作年からもまさにこれらの間に位置していて、良く言えば「オール・アバウト〜」の土台となった作品だろうか。
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2004/02/16
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
「アイデン&ティティ 」:今まで観ていなかったのが悔しいくらい面白い。ストーリーは至ってシンプル。若さや馬鹿さや臭さが溢れんばかりにつまっている。みうらじゅん×田口トモロヲ×宮藤官九郎だもんな、さすが!音楽を大友良英等が担当しているのもこだわりを感じるし、エンドロールで流れるライク・ア・ローリング・ストーンは今まで聴いた中でも一番かっこ良い瞬間だった。麻生久美子演じる彼女の部屋の掛けられた写真がめちゃ良かった(絵画も)、部屋であの人物像を上手く表していた。あれは、誰の作品だろう。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2004/08/27
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (378件) を見る
最近読んだ本
「阿片」:フリオ・コルタサルは青年時代にこの作品に衝撃を受けたようだが、僕には散文的過ぎて全然読み取れない。目も見張る文もあるのだが…時代的な問題もあるだろう、僕が詩を読まないという問題もあるかもしれない。ジャン・コクトーは好きなのだが。
- 作者: ジャンコクトー,堀口大学
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1952/04
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る