荷造りの目処は付く

dadawo2009-02-13

パソコンはどうしよう。ヤマトのパソコン宅急便調べるが、22インチのモニターは該当無し。値段がちょっと怖いが、問い合わせなければ。もう引越にそこまで時間は取られないので、来週からは稼ぎ始めないと。
荷造り中に出てきた大学時代の卒論をつい読む。タイトルは『ルイス・バラガンにおけるメキシコの表象』。まず、タイトルからして怪しいのだが、読み進めながら自分の稚拙さを苦く噛みしめる。言いたいことは何なのだ、と。彼の建築が”emotional architecture”と言われる所以やその独自性について論じてそうで全く論じていない。タイトルのように20世紀のメキシコをバラガンを通してしっかり論じているかと言うと、そうでもない。バラガンの建築の紹介程度に終わってしまっているし、あまりにも突飛な論の飛躍が随所にあり、頭が痛くなる。自分の馬鹿さを痛感。バラガンのことを全然分かっていないことは分かった。今後、再度しっかり勉強したいものだ。写真はトゥラルパンの礼拝堂。
夜、会社の先輩に取り敢えずの最後に御馳走になった。もっといろいろ話したいことはあった気がする。



最近読んだ本
紙の建築行動する」:坂茂の代名詞である紙の建築作品群に絞って、20世紀中のプロジェクトを中心に語られている。坂茂の行動力に感服。日本の国際貢献の活動の弱さやそれを担う人材の育成土壌の無い現状に疑問符を投げ掛けているこの本は、冒頭で書かれているように建築関連以外の多くの人に読まれるべき。何でこの本を早々と絶版にするのか分からない、筑摩書房


最近観た映画
」:フェリーニの代表作。人間性や愛へのフェリーニの眼差しは、今観ても全然色あせていないから名作なんだろうな。特典映像で故淀川長治さんの解説映像が入っていた。語りっぷりが懐かしいが、主観がめちゃくちゃ入ってる感じで、もう何が言いたいのか分からない。フェリーニのこの作品を愛して止まないのは強く伝わる。

道 [DVD]

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