旅的引越し7日目:静岡市⇒伊豆半島

3月23日
6時半起床。友人の出勤前に静岡駅に連れて行ってもらう。朝食をとりながら今日の移動ルート等を確認、伊豆の長八美術館まで行ってみせる。9時過ぎに駅付近の自転車屋でパンク修理と点検をしてもらう。あと3日間走り続けられるように。修理後、昨日行くことができなかった駿府教会へ。本当に運良く牧師さんがいらっしゃり、10分ほど中を見学させて頂く。まさに不幸中の幸いである。昨日パンクしていなければ、暗く雨が降っている中を外観を観るだけで終わってしまっただろうから。誰ともなく感謝の念が生まれていた。その後、東静岡駅前にあるグランシップを見学して、沼津へ向かう。昨日・一昨日とは異なり、平坦な快走路が続く。やっと太平洋がお目見え。順調にスピードを出していたのだが、予定より1時間遅れて目的地、特殊製紙pamへ。見学が終わった時点で15時半、予定変更。今日は伊豆の長八美術館のある松崎で宿泊し、明日の朝一で見学をすることに。となると気が楽に。伊豆半島に入るまでは狭い道が続くが、入ってしまえば快適な海岸通り。車の通りも極端に減り、太平洋を眺めながら気持ちよく走る。おっさんが立ち小便してた、健全な場所だ。この快適さも束の間、だんだんと上り坂となっていき、気づけば峠道に。過酷な山登りがじ始まった。最初は夕日や鳥の鳴き声、イノシシ親子との遭遇を楽しんでいたが、ふと気付く。この道路は明かりが全く無い。日が暮れてしまえば、相当に危険だ。早く宿のある街へ辿り着かねばならないが、峠道がなかなかそうもさせてくれない。伊豆半島をなめてた。何とか18時過ぎに戸田という街に到着。町の温泉に着いた頃には真っ暗、危なかった。温泉の人に安宿を紹介してもらう。晩飯を食べた後、部屋でゆっくりとビールを飲む。島の夜は早い。12時頃就寝。

今日観た建築物
駿府教会:周囲の建物の中で一際目立つ木造の教会。中は驚くほど美しく、これまで経験したことの無いような空間。光が揺れていた。外の音が消えた時、この空間に身を置いていることに何とも言葉にできない感動が生じていた。牧師さんが光の動き方や音に関して、ミサに参加しないとこの教会の本当の素晴らしさは体験できない旨を説明された。確かにそう思う。ミサが終わる正午頃に中央の祭壇に光が射しかかる光景を想像してしまう。

グランシップ:巨大な建造物。内部は巨大すぎて、僕には整理がつかない。外部は東静岡駅からはシンボリック過ぎて好きになれないが、SPAC側は…良いね。

特殊製紙pam:もっと紙がふんだんに使われているのかと思いきや、ガラス張りの建築。昨日のねむの木にしても本で見た住宅にしてもそうだが、坂さんはトイレをトイレっぽく見せないのが好きだな。