旅的引越し8日目:伊豆半島⇒鎌倉

3月24日
7時起床、宿泊地で朝食。500円とは思えない豪華さ。漁師たちの作業を眺めながら食べる、メザシが美味しい。8時半過ぎ、戸田を出発。伊豆半島を更に南下、松崎にある伊豆の長八美術館を目指す。宿の人には、戸田→土肥間の峠道がしんどいけど、その後は楽なもんだと言われていたが、とんでもない。確かにその区間は傾斜のある登り道だったが、その後もゆるやかな登りが続いていく…体力的にはこの8日間で一番しんどい。踏ん張って、予定より1時間以上遅いが松崎に到着し、目的の長八美術館を見学。これで今回の建築巡りはほぼ終了したことに。見学後、昼ごはんを食べて出発は13時半過ぎ。下田市へ向けて再び峠越え。向かい風と上り坂、もはや力が出てこないが何とか峠越え。残りは快適な下り、1時間ほどで目的の稲梓駅に到着。14時40分。WBCで日本が優勝したことを聞く。このまま自転車で向かっては今日中の鎌倉着は不可能、タイムアップだ。自転車を分解して伊豆急行に乗車、熱海へ。17時半過ぎには自転車を組み立て直して鎌倉へ再出発。とにかく無心の3時間半走行、鎌倉に21時過ぎ着。この3時間半も多分世界記録だ。今夜宿泊させてもらう、友人の友人(初対面)が温かく迎えてくれる。彼もバイク旅行で鎌倉に流れ着いたとのこと。彼の友人達との晩御飯に参加させてもらい、その後個性の強い2件ハシゴ。精神的にも肉体的にも疲弊し切っていて、きちんと対応できてたかは不明だが楽しかった。2時頃就寝、いつの間にかもう神奈川県に入っている。

今日観た建築物
伊豆の長八美術館:職人による漆喰の技と石山さんの当時の趣向が巧く混ざった美術館という印象。この土地の伝統的ななまこ壁や他の土地の漆喰の技法で作られた壁面。これは、きちんと勉強した後に素晴らしさが実感できるのだろう。傍にあった小さなトンネルは石山さんらしかった。