久しぶりに展覧会に足を運ぶ
学校の課題もテストもほぼ終わり、久しぶりに展覧会に足を運ぶ。
カンポ・バエザ 「The Creation Tree」 @ギャラリー間:カンポ・バエザは、両手で数え上げられる好きな現代建築家の一人である。何か悔しくなってしまうような作品群はシザの建築に抱く感情と似ていて、同じ地中海気候というのはかなりあるのだろう。展覧会の内容は、1階(建物でいったら3階)の展示がThe Creation Treeという展覧会のタイトル通りのいわゆるメインの展示となるわけだが、各作品のスケッチで構成された創造の樹木はぼーっと眺めていたくなるような何とも言えない良さがある。ただ、もっと模型、図面を見たかった気持ちは強い。上の階の構成は腑に落ちないな。
ALBERTO CAMPO BAEZA Idea, Light and Gravity アルベルト・カンポ・バエザ 光の建築
- 作者: アルベルト・カンポ・バエザ
- 出版社/メーカー: TOTO出版
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: ペーパーバック
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野村仁 「変化する相 -時・場・身体」@国立新美術館:カンポ・バエザ展を観た後だけにがっかり、がっかりしてしまう。この作家の時間の捉え方には疑問を感じるところが多分にあり、入り口すぐのダンボールの作品がそれを代表している。んー、疲れてしまう展示だ。夢想するのは良いけど、作品のクオリティをもっと高めてほしい。テオ・ヤンセンくらい。
「Without Records」展@Vacant:去年のYCAMで行っていた時とは、受ける印象が全然違う今回の展示作品。30分以上いたと思うがとても刺激的な30分だった。Vacantでの展示の方がONJOでやろうとしていることに近いのかなと考えていた。だからってYCAMの時の展示が良くなかったわけではなくて、展示する空間によって作品の表情が変えられる「Without Records」はもっといろんな場所で見たいと思う。Vacantという場所ができたことを知人から聞いて気になっていたのだが、これから足繁く通うことになりそうだ。